スギ等の国産木材を活用した住宅の表示制度ができました

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国産木材活用住宅ラベルにより
カーボンニュートラルや花粉症対策への貢献を表示します

スギ等の国産木材を活用した住宅の表示制度ができました
※この制度は国産木材活用住宅ラベル協議会(ハウスメーカー・工務店関係団体等から構成)が創設しました

スギ等の国産木材の活用は、炭素貯蔵効果、輸送エネルギー削減によるカーボンニュートラルの実現、森林資源の循環利用による森林環境の保全地域経済の活性化、スギの伐採促進による花粉症対策などに寄与します。 SDGs等を背景に、住宅事業者の社会貢献活動が活発になっているなか、国産木材の活用に関する企業行動を共通ルールのもと「見える化」していくことが重要です。
国産木材活用住宅ラベル協議会では、国産木材を活用した住宅を分かりやすく表示する「国産木材活用住宅ラベル」を構築しました。
住宅事業者は自社のSDGsの推進等への貢献を示すことができ、消費者の方々は建築・購入する住宅選択の判断に活かすことが期待されます。

住宅取得者
家に日本の木をどのくらい使っているかわからない……
こうした制度で示されていれば住宅を選ぶ時の判断に活かせる!
住宅事業者
住宅取得者に産地や使用量をわかりやすく伝えたい……
SDGsの推進等の貢献も示せる!

国産木材活用住宅ラベルとは

国産木材活用住宅ラベルには、国産木材の使用量による「国産木材活用レベル」、「スギの使用量」を表示するほか、使用した木材による「炭素貯蔵量」などを表示することができます。
ラベルの表示について統一的なルールが定められ(※)、そのなかでラベルの基本デザイン、ラベルに表示する事項などが定められています。
(※)統一的な表示のルールは、「国産木材の活用した住宅に係る表示(国産木材活用住宅ラベル)に関するガイドライン」に示されています。

国産木材活用住宅ラベルの表示内容・表示方法

国産木材活用住宅ラベルは、住宅を建設する事業者が自らの発意と責任で作成するもので、表示の内容や方法について統一的なルールが定められています。

国産木材活用住宅ラベルに表示する事項

国産木材活用住宅ラベルには、次の事項を表示することになっています(③から⑥の事項の表示は任意)。
① 国産木材活用レベル【必須事項】
② スギの使用量(花粉症対策)【必須事項】
③ キャッチフレーズ
④ 住宅の炭素貯蔵量
⑤ 活用する木材に係るその他の情報
⑥ 建物名称
⑦ 住宅生産者名【必須事項】
⑧ 表示年月日【必須事項】

国産木材活用住宅ラベルの記載内容

国産木材活用住宅ラベルの記載内容と記載例(すべての表示事項を記載した場合)を示します。
(※)基本は住宅別に算定した結果を表示することにしていますが、標準仕様がある場合、それをもとに推計し表示することも可能です。

国産木材活用住宅ラベルの表示方法

国産木材活用住宅ラベルは、住宅本体に貼付または広告、宣伝用物品、ウェブページ等に表示することができます。

① 国産木材活用レベル

国産木材使用量に応じて、レベル1、2、3の3 段階で表示します。
★☆☆:国産木材使用割合が3 割以上5 割未満相当
★★☆:国産木材使用割合が5 割以上7 割未満相当
★★★:国産木材使用割合が7 割以上相当

② スギの使用量(花粉症対策)

スギ材の使用量を立木の本数に換算して表示します。併せて、ヒノキ材の使用量を表示することもできます。

③ キャッチフレーズ

国産木材活用レベルが2または3の場合、国産木材を多く活用している住宅であることを示すキャッチフレーズを記載することができます。

④ 住宅の炭素貯蔵量

住宅に使用した木材に係る炭素貯蔵量を算定し、記載することができます。炭素貯蔵量の算定は「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン(令和3年10月1日 3 林政産第85号)」に則り行います。

⑤ 活用する木材に係るその他の情報

認証された木材を使用していることなどの活用する木材に係るその他の情報等を表示することができます。住宅生産者の木や森林に関する取り組み、炭素貯蔵量の算定方法などが示されたHP へのリンク(二次元コード等)を掲載することもできます。

⑥ 建物名称

表示をした物件名を記載できます。

⑦ 住宅生産者名

住宅を建設した者を記載します。

⑧ 表示年月日

表示を実施した年月日を記載します。